青崩峠
スゴッ!
いつか来てみたいと思っていた願いが早くも叶いました。
身震いするのは、冷え込んだ気温のせいだけではありません。
浜松市の北端・水窪で静岡県と長野県の県境にある峠の一つである青崩峠。
標高1082メートル。
長野県側に少し降りて振り返れば、その名前の由来は一目瞭然。
日本を大きく分断する中央構造線の巨大な断層がこの直下を通る。
その断裂の様子が破砕された青い岩石の塊となり、剥き出しになって目の前に見えている。
壮大なスケールに見えるが、地球規模で考えれば成長の過程でできた小ジワの一つのようなものなんだろうなぁ。
この断層に沿って、数々の神話が見える。
北に上れば諏訪湖、さらにその先には戸隠。
そこを結ぶ線上には竜が息づく。
南に下れば、伊勢を通り、紀伊半島や四国を横断し、阿蘇や高千穂に通じる。
この青い色を放つ岩肌は、剥き出しになった竜のウロコのようにも思える。
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