裸の季節
夜の涼しさが感じられる稲穂の侯になると、心の底に眠っていた鼓動が徐々に蘇ってくる。
見付商店街の真ん中にある『
とばのや』さんの店頭に、今年も裸祭の腰ミノが並び始めた。
間際で慌てることがないように早速購入。
9月9日の祭事始めを皮切りに、16日の夜までの8日間で繰り広げられる磐田・
見付天神裸祭の季節がやってきた。
ご縁をいただいて参加させていただくようになって4年目。
今年も竜宮社から出させていただけることになっている。
9/9(日) 祭事始め、御斯葉おろし
9/12(水)浜垢離
9/14(金)御池の清祓
9/15・16(土・日)大祭
さまざまな神事が執り行われる中で、最大の見せ場は15日夜~16日にかけての深夜の大祭。
裸の男衆が町を練り歩き、拝殿に集結して“鬼踊り”と呼ばれる激しい練りを繰り広げる。
1000年もの時を越え今なおも受け継がれているこの祭は、“天下の奇祭”と称され国の重要無形民俗文化財にも指定されている。
生命の根源に触れ豊穣を祈る古からの民衆の思いが数時間の激しい神事に集約され、参加する人だけではなく見る人の魂を揺さぶる。
今年も元気に参加できる喜びを噛み締め、厳かな気持ちで祭りに臨みたい。
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