2006年12月17日
入賞茶を味わう

春野の市街地までは広く整備された道路が続き、道中も快適。
磐田から小1時間ほどで気田に到着し、まずは栗崎園さんにご挨拶に立ち寄る。
品評会入賞茶を淹れてくれた。
まずは低めの温度で1煎目。
「これがお茶?」と思えるほどの複雑な味わいが口の中に広がる。
豊富なアミノ酸が溢れていて、まるで上質のダシを口にした時のような味わい。
さまざまな旨みの成分が濃縮され絡み合った重厚なハーモニーが、口の中で刻一刻とほどかれて後味が変化していく様が楽しい。
続いて2煎目は、1煎目よりも若干高い温度で手早く。
複雑だった旨みの中から、甘みが引き立ってきたような味わい。
柔らかで優しい風味がホッと気持ちを和ませてくれる。
そして3煎目。
ハーモニーの中から爽やかな苦味が少しずつ存在感を現してくる。
口の中いっぱいに広がる清涼感と、後味で感じるほのかな甘さ。
1煎~2煎目に比べてスッキリと爽やかな飲み口で、一口ごとに清々しい気分になってくる。
う~ん、お茶の味って奥深い。

上質のお茶って高級なイメージがあるけれど、こんな楽しみ方ができることを考えれば決して高いものではないように思う。
むしろ一度ドリップしておしまいのコーヒーの方が割高なんじゃないか…って気がする。
栗崎さんがさりげない手付きで淹れてくれていたけれど、実はこの味わいの秘密は茶葉の良さだけではなく淹れ方の妙でもあるはず。
美味しいお茶の味をグッと引き出せる技を身につけておきたいなぁと思った。
そんなお茶を楽しませていただきながら、『はるのフューChaプロジェクト』と名付けられた、中山間地の特性を活かしてその土地や気候に合った栽培技術の開発に情熱を傾ける栗崎さんの話に大いに盛り上がる。
本当のお茶の味、是非一度体験する価値ありですよ。
● 栗崎園ホームページ
● 霧深き山のお茶・春野の精・栗崎園
↓栗崎園さんはこちら
本当のお茶の味、是非一度体験する価値ありですよ。
● 栗崎園ホームページ
● 霧深き山のお茶・春野の精・栗崎園
![]() | 全国茶品評会入賞茶 販売元 : 栗崎園 分類 : お茶 HamaZo SHOPで詳しく見る |
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Posted by ダンディ☆和田 at 17:10│Comments(6)
│美味しい話題
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この記事へのコメント
昨日は、色々教えていただき勉強になりました(^^)/
動画の件も宜しくお願いします。
春野に来たときはお気軽にお立ち寄り下さい。
動画の件も宜しくお願いします。
春野に来たときはお気軽にお立ち寄り下さい。
Posted by チャーボー at 2006年12月18日 08:33
>チャーボーさん
春野にも寄りたくなる場所が一気に増えました(^^)
あちこち巡りながら立ち寄らせてもらいたいと思います。
動画の件、やってみますので少々お待ちくださいね。
春野にも寄りたくなる場所が一気に増えました(^^)
あちこち巡りながら立ち寄らせてもらいたいと思います。
動画の件、やってみますので少々お待ちくださいね。
Posted by ダンディ☆和田 at 2006年12月18日 22:37
日本茶は、「甘・渋・苦」(かん・じゅう・く)といわれるように、一煎目でお茶の甘み・旨みを、二煎目でお茶の渋みを、そして三煎目でお茶の苦味を味わうように、お湯の温度と浸出時間を変ながら堪能できるのですね。
もちろん全品の入賞茶の茶葉は立派ですが、淹れ方(茶器・水・温度などのこだわりなど)も大切ですが・・・・・
一番大切なのは「おもてなしの心」だと思います。
お客さまに美味しいお茶を淹れて差し上げたいという心が美味しいお茶の秘密です^^
生産者さんの心を感じながらのお茶の味わいは格別なんでしょうね。
是非、伺ってみたいです!
もちろん全品の入賞茶の茶葉は立派ですが、淹れ方(茶器・水・温度などのこだわりなど)も大切ですが・・・・・
一番大切なのは「おもてなしの心」だと思います。
お客さまに美味しいお茶を淹れて差し上げたいという心が美味しいお茶の秘密です^^
生産者さんの心を感じながらのお茶の味わいは格別なんでしょうね。
是非、伺ってみたいです!
Posted by ATSUKO at 2006年12月19日 10:36
>ATSUKOさん
生産地を訪れて、茶畑を眺めたりその土地の空気や水を感じたり、そして生産者さんの情熱に耳を傾けたりするという機会は、そのお茶の真価を知るための近道ですね。
生産者さんの心や自然の息吹がギュッと濃縮された一煎を口にした瞬間、色々な情景と自然の営みによって奏でられる音楽が頭の中に広がってくるのを感じます。
そんな体験が自分自身の感性を高めてくれますね。
素材との対話、人との対話、自然との対話の中で共感したことを自分の中に取り入れようとしていくことが、自分自身の成長につながっていくようで心地よい感覚です。
甘渋苦の微妙な変化を楽しむというお茶の飲み方は、一昨年静岡の栃沢にある山水園さんにお邪魔した際に目覚めました(^^)
こちらの茶園さんを訪問する予定がある際には、是非お声をかけてくだいね。
生産地を訪れて、茶畑を眺めたりその土地の空気や水を感じたり、そして生産者さんの情熱に耳を傾けたりするという機会は、そのお茶の真価を知るための近道ですね。
生産者さんの心や自然の息吹がギュッと濃縮された一煎を口にした瞬間、色々な情景と自然の営みによって奏でられる音楽が頭の中に広がってくるのを感じます。
そんな体験が自分自身の感性を高めてくれますね。
素材との対話、人との対話、自然との対話の中で共感したことを自分の中に取り入れようとしていくことが、自分自身の成長につながっていくようで心地よい感覚です。
甘渋苦の微妙な変化を楽しむというお茶の飲み方は、一昨年静岡の栃沢にある山水園さんにお邪魔した際に目覚めました(^^)
こちらの茶園さんを訪問する予定がある際には、是非お声をかけてくだいね。
Posted by ダンディ☆和田 at 2006年12月22日 11:25
>こちらの茶園さんを訪問する予定がある際には、是非お声をかけてくだいね。
昨年の冬のコメントのお約束が、無事に果たせたのですね^^
思えばここで栗崎園さんのことを私は知ったのです。
春野までエスコートして下さって本当にありがとうございました。
またご一緒してくださいませ♪
昨年の冬のコメントのお約束が、無事に果たせたのですね^^
思えばここで栗崎園さんのことを私は知ったのです。
春野までエスコートして下さって本当にありがとうございました。
またご一緒してくださいませ♪
Posted by ATSUKO at 2007年05月07日 10:46
>ATSUKOさん
巡り巡ってみんな繋がっているんですよね。
これからもシンクロ波乗りで人生を豊かに♪
巡り巡ってみんな繋がっているんですよね。
これからもシンクロ波乗りで人生を豊かに♪
Posted by ダンディ☆和田 at 2007年06月18日 01:52