『下駄履き骨折』

ダンディ☆和田

2006年06月19日 22:33

昨夜に引き続きの骨折ネタ(^^ゞ
自分の骨は今どんな段階なのかをネット上であれこれ調べてみた。

右足の第5中足骨の骨折と言えば、有名なサッカー選手をはじめとして、アスリートの故障としても多い。
前回のW杯直前のベッカム、そして今回はルーニーや日本代表の柳沢などのケースが記憶に新しいところ。
繰り返しのランニングやジャンピングなどによる負担がストレスとなり、やがて疲労骨折を引き起こすというのがアスリートによく見られる症例らしいが…

今回の僕のケースは、どうやら『下駄履き骨折』と言われている骨折パターンらしい。
日本骨折治療学会のWebサイトにはこんな説明があった。
足の第5中足骨基部骨折を一般に下駄履き骨折と称しています。昔は下駄を履いて捻挫したときに発生することが多かったためそう呼ばれていました。
しかし、現在は下駄を履く機会がありませんので、なくなったかというとそうではありません。下駄は履かなくても、裸足やサンダル、普通の靴を履いていても捻挫したとき発生することがあります。特に厚底靴や高いヒールでは要注意です。
とのこと。

サイトに掲載されている写真は、まさに僕が診察時に診ている自分のレントゲン写真と同じ状態。

捻挫だと思って軽視されてしまうこともあるようですが、腫れや痛みが長いこと治まらない場合には骨折を疑った方がいいかも。
実は、実家の母もかなり以前に同様の骨折をしていたのだが、病院では当初捻挫と診断されてしまったということがある。
いつまでも症状が良くならないので再診して骨折が判明。
結果、完治までかなりの時間を要してしまうことになって相当苦労した。
足を強く捻った際には“捻挫だろう”と自己判断せずに、速やかに受診されることをオススメする。
で、今はどんな段階だろうというのは、このページの『傷ついた骨の修復プロセス』という記述がわかりやすい。

1)炎症期 骨折直後~数週間(2~3日後がピーク)
 損傷を受けた内部組織や内出血した血液などが免疫細胞によって取り除かれる
 免疫細胞の活動と血流量の増加によってひどく腫れる

2)修復期 骨折数日後~数週間から数カ月
 仮骨が形成される時期
 仮骨は柔らかく弾力性があり、レントゲンには映らない
 3~6週間たつと、この仮骨にカルシウムが沈着して石灰化し、
 硬く強くなって徐々にレントゲンにも映るようになる

3)リモデリング期 何カ月間も続く
 骨が元の正常な状態に修復される時期
 仮骨が少しずつ再吸収され通常の強い骨に戻っていく
 今回の受診でも元通りの強さになるには最低でも3ヶ月はかかると言われた

おそらく、6週間経過した今は修復期で徐々にカルシウム沈着による石灰化が始まったあたりではないかと思う。
まだまだ十分な強度が戻っていない不安定な状態なんだろうなぁ。
骨折直後にお見舞いでカルシウムのサプリをもらったが、カルシウムが必要になってくるのは実はこれからなんだろうね。
修復期の初期では、仮骨の形成に必要なタンパク質の摂取が何よりも大切。
コラーゲンというのは、案外正解だったのではないかと思う。
プロテインやアミノ酸も有効かな?

で、この先はやっぱりリハビリが重要。
ギブスで固定されていた足首関節の可動域回復と弱った筋力の強化がポイントだろうなぁ。
まだまだ完治までの道のりは遠いけど、頑張らなくちゃだね。

あ、これからの時期、涼しげな浴衣や甚平を着て花火大会や夏祭り。
カランコロンと粋に下駄履きなんてのもいいけれど、慣れない下駄でコケて骨折なんてことがないように気をつけてくださいね~。
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